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○リアルな話が好きな人
○どんでん返しが好きな人
今回は、朝井リュウさんの『何者』を読んでいこうと思います!
何者かぁ・・・
就活生らしき人たちが表紙に写っていますが、どんな物語なのでしょうか?
気になるので、早速読んでいきたいと思います!
【あらすじ】
就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。
光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。
瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。
だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。
【私的満足度】
読みやすさ ★★★★★
表 現 度 ★★★★★
おもしろ度 ★★★★★
総合満足度 ★★★★★
【感想】
いやぁ、読んだ後の余韻が・・・
就活生のリアルな心情が詰め込まれた作品でした。
それでは、私が感じたことを少し書いていこうと思います!
① 就活生のリアルな心情変化
この作品には、就活生のリアルな心情変化が描かれていました。
初めは、フレッシュな気持ちで就活を始めます。
エントリーシートを一生懸命書いてみたり、面接をどんどん受けてみたり・・・
THE 就活生って感じがしますね。
また、登場人物同士が協力し合いながら、就活を始めます。
悩みをお互いに聞いたり、お互いにエントリーシートを書いてみたり・・・
キラキラしていました!
でも、物語が進むにつれて、少しずつ不穏な空気が流れ始めます。
誰かの内定が決まったり、就活がうまくいかなかったり、、、
協力して就活をしているが故に、それらが目立ってしまいます。
協力しているが故に・・・
この辺りから、就活生の葛藤や苦悩が露わになってきます。
それが、リアルに描写されていて、物語に引き込まれました。
何だか、大学生時代を思い出しました。
ここまでギクシャクしてなかったですけどね笑
でも、就活は辛かった記憶があります。
だから、余計に物語に引き込まれたのかもしれません。
就活が辛かった人には、絶対刺さる作品となっていました!
② 闇が深いSNS
この物語の登場人物たちは、SNS上で就活の状況を報告します。
どれも、よくある投稿って感じです。
表に出している感情って、当たり障りのないものが多いですよね。
でも、それはメインアカウントでの話・・・
持っているアカウントは1つとは限りませんよね?
アカウントがもう一つあったり・・・
それもリアルで面白い!
そのアカウントには何が書かれているのでしょうか?
書かれている内容が、リアルでした・・・
何だか人間の裏の部分を見ているようでした。
いったい、どんなことが書かれているのでしょうか?
気になる方は、ぜひこの本を読んでみてくださいね!
③ ラストに待つ、どんでん返し
少しだけ、ネタバレさせてください!
この物語には、どんでん返しが待っています。
それがとても衝撃的でした・・・
そして、読んだ後の余韻が凄まじい・・・
「あっ、そんな時からそう思ってたのか。」と思い、ついつい読み返してしまいました。
いろいろ書きたいのですが、勢い余ってネタバレしてしまいそうなので、やめておきます!
この感覚を皆さんにも味わってもらいたいな・・・
きっと、私と同じ感覚に陥るはずです!
私ももう一回読んだ後の余韻を味わいたい!
ということで、もう一回読んできます笑
【まとめ】
今回は、朝井リョウさんの『何者』を読んでみました!
就活生のリアルな心情変化が鮮明に描かれていました。
また、待ち受けるどんでん返しの結末・・・
面白すぎた!!!
文句なしの星5でした!
リアルな話が好きな人には、必ず読んでもらいたい作品となっていました。
読んだ後の余韻がクセになること間違いなし!
ぜひ、皆さんも読んでみてくださいね!
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