⚪︎ブログ運営者kimkim紹介
読書家:1日1冊以上読書しています!
元々は読書大嫌い
本のジャンルを問わずレビューしてます。
ぜひ、読者登録お願いします!
○ミステリーが好きな人
○後味の悪い作品が好きな人
今回は、山田悠介さんの『モニタールーム』を読んでいこうと思います!
山田悠介さんといえば『リアル鬼ごっこ』のイメージがあります。
リアル鬼ごっこは結構残酷な物語だったのを覚えています。
果たして、今回の『モニタールーム』はどんな物語が待ち受けているのか!?
気になるので、早速読んでいきたいと思います!
【あらすじ】
【月給100万円】という高給の就職先を見つけた徳井正也。
しかも刑務所地下の部屋でモニターを見るだけだという楽な仕事だ。
そしてモニターをのぞき込んだ徳井が見たものとは、無数の地雷が埋められた村に住む少年少女だった!
とある事がきっかけで、少年少女たちは地雷地帯を抜けることを決心する。
果たして、少年少女たちは地雷地帯を抜ける事ができるのか?
そして、少年少女たちをモニターする目的とは?
【私的満足度】
読みやすさ ★★★★★
表 現 度 ★★★★☆
おもしろ度 ★★★★★
総合満足度 ★★★★☆
【感想】
いい意味で山田悠介さんの世界観が前回の作品でした!
面白かった・・・けど後味が・・・
それでは、読んだ後の感想を書いていきたいと思います!
① 正義感の強い主人公
この物語の主人公の徳井はとにかく正義感が強いです。
「悪を憎み、弱気を助ける」そんな感じの人間です。
それがまた、この物語を深くしていました。
あまり書くとネタバレになるので書きませんが、モニター上では非人道的な事が行われます。
それをみた徳井は激怒します。
モニターを壊してしまうほどに・・・
激怒した徳井はどのような行動に出るのか?
はたまた、何もしないのか?
そんな徳井の葛藤がよく描かれていました。
悩み、怒り、悲しみ、、、
そんな感情が渦巻く徳井・・・
最終的に徳井はどうなるのか?
真相を知りたい人は、ぜひこの作品を読んでみてください!
② 少年少女たちの葛藤
この物語には、とある村に住む15歳の少年少女たちが登場します。
男3、女1の計4名が登場します。
彼らは、とある事がきっかけで、少ない食料を持ち、地雷地帯を抜けることを決心します。
地雷地帯を抜けようとする過程が、とてもリアルに描かれていました。
地雷地帯には何もなく、砂漠のような場所となっていました。
そして、暑い・・・
食料も少ない・・・
そんな限界の中での彼らの葛藤が人間味があり、とても好きです。
仲間のためを思い行動するのか、それとも・・・
良くも悪くも人間味が全開の物語となっていました。
これも山田悠介ワールドなんでしょうね・・・
③ 明らかになる真相
それにしても、モニターを見るだけで100万円もらえる仕事って、なんだか怪しくないですか?
なぜ、モニターを見るだけで100万円がもらえるのか?
なぜ、少年少女をモニターする必要があるのか?
なぜ、少年少女は地雷に囲まれた村にいるのか?
序盤から気になることばかりです・・・
でも、徐々にその理由が明らかになっていきます。
明らかになるにつれて、徳井は良心と葛藤します。
そして、最後に待ち受ける衝撃の真実とは・・・?
真相が気になりすぎて、読む手が止まりませんでした・・・
そして、気がついたら読み終わっていました・・・
それくらいスラスラ読めるし、面白い!
みなさんにも、この衝撃の事実を目の当たりにしてほしい!
真相が気になる方は、ぜひこの作品を読んでみてくださいね!
④ 読後の後味
山田悠介さんの作品の醍醐味といえば、読後の後味だと思います。
後味は・・・よくはないですよね・・・
必ずしもいい後味とならない作品。
綺麗事じゃ終わらない作品。
そんな作品があってもいいですよね。
そして、読後の後味がクセになる・・・
それが山田さんの作品の魅力なんです!
なんともいえない後味・・・
この衝撃と虚無感を味わってみてください!
きっと、他の作品じゃ体験できないと思います。
山田悠介ワールドをご堪能あれ!!!
【まとめ】
今回は山田悠介さんの『モニタールーム』を読んでみました!
山田悠介ワールド全開のこの作品。
ストーリーも面白く、読後の後味もなんともいえない・・・
真相を早く知りたくて、読む手が止まりませんでした!
読後の後味をみなさんにも味わってほしい・・・
衝撃の展開も待っていますので、ぜひ、読んでみてくださいね!
本の購入はこちらから!
その他「書評」に関する記事はこちらから!