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【レビュー/評価】『曽我兄弟より熱を込めて』 坂口螢火の感想

 

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こんな人におすすめ!
歴史小説が好きな人
○感動する物語が好きな人

 

 坂口螢火先生より、書評依頼がありましたので、この作品を読んでいきたいと思います!

 

 坂口螢火先生ありがとうございます!!!

 

 実は、初の書評依頼なんですよね、、、とっても緊張する、、、

 

 と言っても、忖度せずに?感想を書いていきたいと思います!

 

 そして、歴史小説をあまり読んだことがない私、、、

 

 歴史について考えるのは、高校以来かもしれません笑、、

 

 うまく読めるか不安がありますが、早速読んでいきたいと思います!

 

俺は歴史好きだぞ!!!

 

 

 

 

【あらすじ】

 

 幼くして父を殺された曽我兄弟。

 

 いつしか仇討ちをせんと兄弟は決意する。

 

 兄弟を待ち受ける波瀾万丈な運命。

 

 運命に翻弄される兄弟は、仇討ちを成し遂げることができるのか?

 

 彼らの運命や如何に、、、

 

【私的満足度】

 

 読みやすさ ★★★★☆

 おもしろ度 ★★★★★

 総合満足度 ★★★★☆

 

 

 

【感想】

 

 早速、忖度なしで書いていきますよ!

 

 それにしても、面白かった、、、笑

 

 歴史小説をあまり読まない私にとって、とても新鮮な気持ちで読めた作品でした。

 

 正直、歴史小説って難しいイメージがあったのですが、読み始めるとそんなことなく、すらすらと読み進めることが出来ました。

 

 そして、どっぷりと物語に浸かってしまいました。

 

 この作品を読んで私が感じたことを書いていきたいと思います!

 

1.美しきかな兄弟愛

 

 この作品で一番印象に残ったのは、やはり曽我兄弟の兄弟愛。

 

 兄弟愛が美しすぎるほどに表現されていました。

 

 この愛のかたちは、もはや現代には存在しないものだと思います。

 

 そもそも、現代では自らの命をかけて仇討ちをするなんてことありませんもんね。

 

 命をかけた生涯だったからこそ、増幅した「兄弟愛」だったのではないかと思いました。

 

 また、兄弟の置かれた劣悪な環境も兄弟愛を増幅させた要因だったように思います。

 

 あまり詳しく書けませんが、身内から虐げられたり、殺されそうになったり、、、

 

 現代じゃあり得ませんもんね、、、

 

 そして、兄弟は最後の時までお互いのことを想います。

 

 それがまた感動するのよね、、、

 

 ネタバレできないのが残念です、、、

 

 クライマックスはぜひこの本をお手に取って確かめてみてください!

 

2.消えることなき敵への執念

 

 この作品で、曽我兄弟を支え続けたのが敵に対する執念でした。

 

 いつか絶対仇討ちしてやるという執念。

 

 それは、父を殺された時から一度たりとも消えませんでした。

 

 ここまでの執念って、この時代独特のもののように感じました。

 

 つまり、歴史小説でしか感じることのできない感覚であったように想います。

 

 今や親が殺されてしまったら、法律が解決してくれます。

 

 (それが適正かどうかは置いといて、)

 

 仇討ちなんて考えませんもんね、、、たぶん、、、

 

 もしかしたら、仇討ちが命をかけたものであったから、いつまでも執念が消えなかったのかもしれませんね。

 

 そんな強い執念、私も欲しいかも、、、

 

3.おもしろすぎる解説

 

 この作品には、ところどころ鎌倉期の解説が書かれていました。

 

 これがまた面白いのよね!

 

 学校の歴史の時間に聞きたかった、、、

 

 今思ってみれば、学校の歴史の授業って、淡々と史実を覚えるだけの作業だったように思います。

 

 こんな解説があったら、もっと楽しかったんだろうなぁと思う今日この頃。

 

 どんな解説が書いてあるか少しだけご紹介しますが、

 

 当時のトイレ事情、酒、学問などなど、、、

 

 (個人的には、トイレ事情が一番面白かったです。汚くてすいません笑)

 

 これらと関連付けて歴史を学べたらさぞ楽しかったと思います!

 

 大人が読んでも、興味深い内容ばかりでしたので、解説もじっくり読んでみてください!

 

【まとめ】

 

 それにしても、面白かった、、、余韻がすごい、、、

 

 歴史小説を読んだことがない方でも、読みやすい作品となっておりました。

 

 読んだ後の余韻は、現代が舞台の感動小説を読んだ時と同じ感覚ですね。

 

 なので、感動系が好きな方や読んだ後の余韻を感じたい方はぜひ読んでみてください!

 

 聖地巡礼したくなること間違いなし!!!

 

P.S.坂口螢火先生、書評を書かせていただきありがとうございました。そして、歴史小説を読む機会を与えてくださり、ありがとうございました。これからも陰ながら応援いたしますので、よろしくお願いいたします!(他の作品も読ませていただきますね!)

 

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