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【レビュー/評価】『天国までの百マイル』浅田 次郎の感想

 

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こんな人におすすめ!
○親子の絆を感じたい人
○感動したい人

 

 今回は、浅田次郎さんの『天国までの百マイル』を読んでいこうと思います。

 

不器用な男が主人公のこの作品。

 

親子の絆も描かれているんだとか。

 

どんな物語が待ち受けているのでしょうか?

 

気になるので、早速読んでいこうと思います!

 

 

 

 

【あらすじ】

 

会社を潰し家庭も失った40歳の主人公。

 

心臓病を患う母の命を救うため、天才的な心臓外科医がいるという百マイル離れた病院をめざし、命がけの旅に出る。

 

【私的満足度】

 

 読みやすさ ★★★★★

 表 現 度 ★★★★☆

 おもしろ度 ★★★★☆

 総合満足度 ★★★★☆

 

【感想】

 

主人公の母親に対する愛が全面に出ている作品でした。

 

親子愛がとても美しく書かれていました。

 

それでは、私が感じたことを少し書いていこうと思います!

 

① 挫折から始まるストーリー

 

この物語は挫折から始まります。

 

主人公は、会社を潰し、また、家庭も失ってしまいます。

 

何もかもなくなってしまいます。

 

そんな中、告げられる母の心臓病・・・

 

主人公は絶望に陥ります。

 

そんな中、主人公はあることに気が付きます。

 

それは、親の大切さです。

 

会社がうまくいっている時や幸せな時は、このことに気が付きませんでした。

 

失敗してから、初めて気がついたのです。

 

主人公は、何としても母を救おうとします。

 

果たして、主人公は母を助けることができるのか・・・

 

という感じの物語となっていました。

 

私自身も親がいます。

 

確かに、主人公のように、うまくいっている時は親の大切さに気がつかなかったように思います。

 

でも、今は親の大切さを十二分に感じています・・・

 

まだまだ、迷惑かけるかもしれないけど、なんとかよろしくお願いします!という感じです。

 

私も同じ立場だったら、きっと、百マイル離れた病院に親を運ぶと思います。

 

ほっといたら、かわいそうですしね!

 

あと、運転嫌いじゃないし・・・

 

親の大切さを再確認できた作品でした!

 

 

 

② リアルな親族関係

 

この物語には、リアルな親族関係が書かれていました。

 

主人公は4人兄弟の末っ子です。

 

姉1人、兄2人の計3人の兄弟がいます。

 

母が心臓病になった時、実際に動いたのは主人公しかいませんでした。

 

他の兄弟たちは、母を気にかけることはありませんでした。

 

なんだか、この設定ってリアルだと思いませんか?

 

親の健康に無頓着なのは、主人公の兄弟だけではないように思います。

 

他の家族にも同じような現象が起きていると思います。

 

親の健康に無頓着になった結果、最悪の場合、親を孤独死させてしまうかもしれません。

 

孤独死・・・とてもかわいそうですよね・・・

 

もしかしたら、主人公の母も最悪の場合、孤独死していたかと思うと、心が痛みます。

 

自分の親には、絶対に孤独死はさせたくないです!

 

ちゃんと私が看取ります!

 

そんな、固い意志を目覚めさせてくれたこの作品に感謝です!

 

③ 無償の親子愛

 

この作品を読んで、最も美しかったと思ったことがありました。

 

それは、主人公親子の「無償の親子愛」です。

 

どれだけ失敗しても、子を気にかける親の愛・・・

 

子の心の深くに潜む、親への愛・・・

 

そんな2つの愛がよく表現されていました。

 

無償の愛は、やっぱり親しか与えられないのかもしれませんね。

 

親の血縁関係に関係なく、無償の愛は与えられると思います。

 

つまり、血が繋がっていなくても、親は親だと思います!

 

少し話が逸れてしまいましたね・・・

 

親子の無償の愛って、なんだか美しいな・・・

 

そう感じさせてくれる描写がいくつもありました。

 

ここでは、ネタバレになるので書くことができません涙

 

なので、実際にこの本を読んでみてください!

 

きっと、あなたも親子の愛に涙するはず!

 

 

 

【まとめ】

 

今回は、浅田次郎さんの『天国までの百マイル』を読んでみました。

 

親子愛の描写が特に感動しました!

 

また、親の大切さを再確認できる内容となっていました。

 

親子の愛に触れてみたい人は、ぜひ読んでみてくださいね!

 

涙が溢れ出ること間違いなしです!

 

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