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【レビュー/評価】『夜行』森見登美彦の感想

 

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こんな人におすすめ!
○不可思議な話が好きな人
○怪談が好きな人

 

 今回は、森見登美彦さんの『夜行』を読んでいこうと思います!

 

表紙には美しい女性と夜行列車?が描かれています。

 

どんな物語が待ち受けているのでしょうか?

 

気になるので、早速読んでいこうと思います。

 

 

 

 

【あらすじ】


「夜はどこにでも通じているの。世界はつねに夜なのよ」


私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。

 

十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。

 

十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。

 

夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。

 

私たちは全員、岸田道生という画家が描いた「夜行」という絵と出会っていた。


怪談×青春×ファンタジー、かつてない物語。

 

【私的満足度】

 

 読みやすさ ★★★☆☆

 表 現 度 ★★★★★

 おもしろ度 ★★★★☆

 総合満足度 ★★★★☆

 

【感想】

 

なかなか難解な物語でした・・・

 

私にはまだ早かったかもしれません涙

 

でも、頑張って考えながら読みました!

 

それでは、私が感じたことを少し書いていこうと思います。

 

① 不可思議な物語と絵

 

この作品では、登場人物からさまざまな物語が語られます。

 

その話が全て不可思議なんです!

 

現実的にはあり得ない話ばかり・・・

 

少し内容が難しいですが、考えて読んでみると、少しずつ謎が解けて・・・

 

そんな感じの物語でした。

 

また、それぞれの物語には、とある画家が書いた絵画が登場します。

 

それぞれ作品名は違うのですが、作者は同じです。

 

なんで、同じ作者の絵画が登場するのか・・・

 

果たして、謎の作者の正体とは?

 

謎が謎を生む物語となっていました。

 

少し物語は難解ですが、理解できると面白いです。

 

少し読書に慣れてきた方に、おすすめしたい作品となっていました!

 

 

 

② マイルドな怪談話

 

この作品では、さまざまな物語が語られます。

 

そのどれもが不可思議なもの。

 

そして、語られる物語たちには、少し怖い話も混じっています。

 

というか、ほとんど怖い話だったかも?

 

でも、かなり怖い!って感じではありませんでした。

 

なんなら、結構マイルドなホラーって感じでした。

 

ホラーが苦手な人でも、読める内容となっていたと思います。

 

「ホラー作品を読みたいけど、とても怖いのはちょっと・・・」という方には、ピッタリな作品となっていました。

 

ホラーが苦手な私が読めたくらいですから、皆さんも大丈夫なはずです!(たぶん笑)

 

ちょっぴり怖い体験をしてみませんか?

 

③ 難解な結末

 

この作品で語られる物語はどれも少し難解でした。

 

そして、この作品の結末は、さらに難解なものとなっていました。

 

正直、私はネットに書かれている解説サイトをみて理解しました。

 

でも、理解できると、とても面白いです。

 

「この行動はここに繋がっているのか・・・」とか「この行動のせいで、このことが起きたんだな・・・」とか色々わかることがありました。

 

それが、謎の解決につながり、物語の全貌がわかるようになります。

 

難解な作品って、深い作品が多いような気がします。

 

難解なだけあって、内容が凝っているんですよね。

 

でも、ちゃんと面白い!

 

私ももう少し読解力を上げて、ちゃんと物語を理解できるようになりたいなぁ・・・

 

 

 

【まとめ】

 

今回は、森見登美彦さんの『夜行』を読んでみました。

 

作品で語られる物語はどれも不可思議なものでした。

 

中にはホラー作品も混じっていました。

 

でも、マイルドなホラーなので、みなさん安心してくださいね!

 

ホラーが苦手な私でも読めたので大丈夫ですよ!

 

また、内容は少し難しいものとなっていました。

 

でも、読み解けるとさらにこの物語が面白くなります!

 

解説しているサイトもあるので、わからなくなったら一旦解説サイトを読むのもいいかもしれません。

 

読解力に自信がある人にはぜひ読んでほしい作品となっていました。

 

少し難解で深い物語が、あなたを待っています!

 

ぜひ、読んでみてくださいね!

 

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