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【レビュー/評価】『僕の残機を投下します』山田悠介の感想

 

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こんな人におすすめ!
○独特な世界観が好きな人
○eスポーツが好きな人

 

 今回は、山田悠介さんの『僕の残機を投下します』を読んでいこうと思います!

 

すっかり、山田さんの作品の虜になってしまった私・・・

 

今回は、どんな物語が待っているのでしょうか?

 

とても気になる!!!

 

ということで、早速読んでいこうと思います!

 

 

 

 

【あらすじ】


2030年、横浜。

 

家族を捨てて、世界一のプロゲーマーを目指す一輝。

 

それでも最近は成績が振るわず、徐々に心も荒んでいく。

 

そんなとき、悩める一輝の前に謎の三人組が現れた。

 

当初、不審に思い避けていた一輝だったが、彼らの命を賭けた切実な想いが、少しずつ一輝の凍った心を溶かしていく。

 

元妻の結衣や一人息子の晴輝との絆を取り戻し、eスポーツワールドカップ・格ゲー部門で奇跡の快進撃を見せるのだが……

 

そこに待ち受けていた最大の危機。

 

はたして一輝は愛する人たちを守ることができるのか?

 

そして最後に選んだ一輝の答えとは・・・

 

【私的満足度】

 

 読みやすさ ★★★★☆

 表 現 度 ★★★★★

 おもしろ度 ★★★★☆

 総合満足度 ★★★★☆

 

 

 

【感想】

 

今回の話は、他の作品に比べると、あまり重くない話でした。

 

心の負担が少なくてよかった・・・

 

でも、不穏な空気は流れていました。

 

それでは、私が感じたことを少し書いていこうと思います!

 

① 舞台はeスポーツ

 

この物語はeスポーツが舞台となっています。

 

主人公は、家族を捨て、世界一の格ゲーマーを目指します。

 

地元では負け知らずの主人公。

 

しかし、プロの世界に入ってみると、周りは強敵ばかり・・・

 

なかなか、結果を出すことができません。

 

その結果、家族を捨てることに・・・

 

悪戦苦闘の結果、チャンスを手にするも・・・

 

というようなストーリーでした。

 

eスポーツは今も話題ですよね!

 

ゲームはさまざまなジャンルがあります。

 

その中でも、特に難しいのが格ゲー。

 

私も実際に格ゲーをやったことがありますが、めちゃくちゃ難しい・・・

 

必殺技やコンボを決めることが、これほど難しいなんて涙

 

と思ったのを今でも覚えています。

 

そんな難しいゲームで世界一を目指す主人公。

 

大変すぎる・・・

 

でも、家族を捨てるのはやりすぎでは?と思いました。

 

そんな主人公の奮闘する姿に注目です!

 

 

 

② 謎の三人組

 

格ゲーで世界一を目指す主人公の前に、謎の三人組が登場します。

 

そして、その三人組の顔は主人公そっくりなのです!

 

彼らは主人公の”残機”と呼ばれる存在です。

 

主人公の命が奪われるたびに、1人ずつ消えていきます。

 

その時に、誰が消滅するのかはわかりません。

 

そして、残機の彼らにも人生があります。

 

主人公とは全く異なった人生です。

 

残機といえども、しっかり生活しています。

 

この設定も斬新ですよね!

 

自分に残機がいるなんて・・・

 

そして、彼らにも人生があって、”本体”の命が奪われるたびに消滅するとは・・・

 

もし、この世界線に生きていたら、自分が”本体”なのか”残機”なのか気になりますよね。

 

”本体”でも、残機に気を使ってしまい、死なないようにビクビクしながら生活してしまうかもしれません。

 

自分が”残機”だったら、どう思うかなぁ?

 

諦めて、とりあえず生活していくかもしれません笑

 

もし、”残機”が死んだらどうなるのかなぁ?とも思いました。

 

新しい残機が出現するのかもしれませんね。

 

そんな感じで、色々と考えさせられた作品でした!

 

③ あなたは本体?

 

この作品の世界線の人には3人の”残機”が存在します。

 

”本体”のドッペルゲンガーのような存在です。

 

”残機”は自分が残機だと薄々気づいています。

 

しかし、”本体”は”残機”の存在に気がついていません。

 

主人公も”残機”に出会うことで、自分が”本体”だと気が付きました。

 

主人公は”本体”ですが、主人公の周りの人は”本体”なのでしょうか?

 

例えば、息子とか妻とか・・・

 

それに注目して読むのも面白いと思います!

 

果たして、彼らは”本体”なのか・・・

 

ぜひ、実際に読んで確認してみてくださいね!

 

 

 

【まとめ】

 

今回は、山田悠介さんの『僕の残機を投下します』を読んでみました。

 

生きている人が、”本体”と”残機”に分かれているという斬新な設定。

 

読んでいて、とても面白かったです!

 

他の作品にはない設定ですよね!

 

山田さんの作品の中では、割とライトな物語設定なので、山田さんの作品を読んだことがない人におすすめの作品となっていました。

 

主人公はどのような人生を辿るのか・・・

 

そして、残機たちの運命とは・・・

 

面白かったので、ぜひ読んでみてくださいね!

 

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