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【レビュー/評価】『個性がないと悩む人向け 人生がガラッと変わる 趣味のススメ』たかきの感想

 

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こんな人におすすめ!
○個性を見つけたい人
○趣味を見つけたい人

 

 今回は、たかきさんの『個性がないと悩む人向け 人生がガラッと変わる 趣味のススメ』を読んでいこうと思います!

 

私も個性がないと悩んでいた時期がありました・・・

 

今は「もっと個性を引き出したい!」と思っています。

 

本書には、個性について、どんな内容が書かれているのでしょうか?

 

気になるので、早速、読んでいこうと思います!

 

 

【私的満足度】

 

 読みやすさ ★★★★★

 学 び 度 ★★★★★

 総合満足度 ★★★★★

 

【感想】

 

個性と趣味について、色々と考えさせられた作品でした!

 

「自分の個性とは?」、「趣味を楽しむ秘訣は?」などを知ることができました。

 

それでは、私が感じたことを少し書いていこうと思います。

 

① 「無キャ」とは?

 

本書では、「無キャ」について触れられていました。

 

皆さんは「無キャ」という言葉を聞いたことがありますか?

 

正直、私は聞いたことがありませんでした汗。

 

では、「無キャ」とはどんなことを意味するのでしょうか?

 

「無キャ」とは、「何事にも興味や関心を示さず、受け身の姿勢でただ毎日を生きているだけの人」を指します。

 

昔の私に当てはまる・・・

 

私も昔は「無キャ」だったんだ・・・

 

なぜ、「無キャ」になってしまうのでしょうか?

 

主な理由が4つあります。

・無趣味

・無気力

・無頓着

・無関心

 

おっと、昔の私に全て当てはまっている・・・

 

もしかすると、皆さんの中にも「無キャ」の人がいるかもしれませんね。

 

無キャを脱するためにも、タイトルにもある通り、趣味を見つける必要があるんですね!

 

「無キャ」に当てはまる人には、本書を読んで、「無キャ」から脱してほしいと思います!

 

② 「無キャ」になると・・・

 

ここまで、「無キャ」について触れてきました。

 

では、「無キャ」になってしまうと、どうなってしまうのでしょうか?

 

「無キャ」になってしまうと、恐ろしい結末が待っています・・・

 

主に3つの結末が待っているんだとか。

・前例のない課題を解決できなくなる

・知り合いはいるが、親友ができづらい

・〇〇の機会がなく、〇〇が得られない

 

最後の結末は、個人的にめちゃくちゃ恐ろしいと思いました・・・

 

人生を左右してしまうほどの結末でした。

 

なので、わざと伏せ字にしております。

 

こればっかりは、ぜひ、読んでほしい!

 

どんな機会が失われてしまうのか、そして、何を得られないのか・・・

 

人生を左右させてしまう結末とは!?

 

ぜひ、本書をご覧くださいね!

 

③ 「無キャ」を克服するとどうなる?

 

個性がまるでない「無キャ」。

 

無キャになってしまうと、恐ろしい結末が待っている・・・

 

でも、無キャは克服できちゃうんです!

 

克服する方法をご紹介する前に、「無キャを克服するとどうなるのか?」について触れていこうと思います。

 

無キャを克服すると人生が好転していきます!

 

では、どのように好転していくのでしょうか?

・自分らしさを発揮しながら、人生の選択ができる

・自分に軸ができ、悩みが少なくなる

・信頼できる友人ができる

・男性としての魅力が増す

などなど、たくさんの要素が改善され、人生が好転していきます!

 

これは無キャを克服して、人生を好転させていくしかないでしょ!!!

 

④ 「無キャ」を克服する方法

 

無キャを克服することで、人生が好転していくなんて・・・

 

無キャを克服したい!!!

 

では、どのようにして無キャを克服していけば良いのでしょうか?

 

安心して下さい!

 

本書には、無キャを克服する方法が3ステップで紹介されています。

 

気になる3ステップとは?

 

「そもそも、やりたいことがない」、「何から始めればいいかわからない」、そんな人たちに読んでほしい内容となっていました。

 

ネタバレになるので、書けないのが残念すぎる!

 

少しだけヒントを出すと、「書くこと」です。

 

「どんなことを書けばいいのか?」、「何に注目して書けばいいのか?」については、ぜひ、本書を読んでみて下さいね!

 

誰でも簡単に実践できる内容となっています。

 

皆さんも「無キャ」を克服して、人生を好転させていきましょうね!

 

【まとめ】

 

今回は、たかきさんの『個性がないと悩む人向け 人生がガラッと変わる 趣味のススメ』を読んでみました!

 

あなたも「無キャ」になっていませんか?

 

「無キャ」であり続けていると、恐ろしい結末が待っています・・・

 

でも、「無キャ」を克服できれば人生が好転していきます!

 

気になる克服方法とは?

 

ぜひ、本書を読んでみて下さいね!

 

「無キャ」を克服し、人生を好転させてみませんか?

 

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【レビュー/評価】『言葉でアイデアをつくる。』仁藤安久の感想

 

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こんな人におすすめ!
○アイデアを生み出したい人
○なかなかアイデアが思い浮かばない人

 

 今回は、仁藤安久さんの『言葉でアイデアをつくる。』を読んでいこうと思います。

 

なかなかアイデアが生み出せない私・・・

 

素敵なアイデアを生み出したい!!!

 

どんなことが書かれているのか、気になります!

 

それでは、早速読んでいこうと思います。

 

 

【私的満足度】

 

 読みやすさ ★★★★★

 学 び 度 ★★★★★

 総合満足度 ★★★★★

 

【感想】

 

イデアの生み出し方のみならず、アイデアの活用法まで書かれているなんて・・・

 

正直びっくりです!

 

イデアの生み出し方について書かれている本は、読んだことがありますが、アイデアの活用法について書かれている本は読んだことがありません!

 

本書を一言で表すならば、「アイデア活用法大全」です。

 

それでは、私が本書を読んで感じた事を少し書いていこうと思います!

 

① なぜアイデアが必要なのか?

 

そもそも、なぜアイデアが必要となるのでしょうか?

 

理由はたくさんあります。

・かつてのルールが通用しなくなった

・かつてのやり方では成果が出なくなった

・新たな相手がライバルとして現れた

などなど、たくさんの理由があると思います。

 

仕事なんかだと、アイデアをよく聞かれるかもしれませんね。

 

私も公務員時代は、よくアイデアを求められました・・・

 

しかし、当時の私はこう思っていました。

 

「アイデアを生み出したいけど、なかなかアイデアが思い浮かばない・・・」

 

皆さんもこんな経験ありませんか?

 

でも、本書を読めば、そんな悩みは全て解決されます!

 

本書には、アイデアの生み出し方➕アイデアの活用法などが詳しく書かれています。

 

他の本には書かれていない内容も満載でした!

 

たくさんのアイデアが必要とされる方やアイデアをどんどん生み出した方は、騙されたと思って、とりあえず本書を読んでみてくださいね。

 

イデアがどんどん湧き出てきますよ!

 

② アイデアが思い浮かばない訳

 

なかなか、アイデアが思い浮かばない私・・・

 

なぜ、アイデアが思い浮かばないのでしょうか?

 

それは、4つの思い込みが原因なんです!

・アイデアはゼロから生み出すもの

・自分は創造的ではない

・ホームランのアイデアでなければならない

・正しいことこそが答え

 

これらの思い込みにより、アイデアが生み出せなくなってしまうのです・・・

 

ちなみに、私は「自分は創造的ではない」と思っていました涙。

 

創造的な人じゃないと、アイデアは生み出されないとも思っていました・・・

 

実はそうじゃないんだと、本書が教えてくれました!

 

皆さんも私のように、先ほどあげた「思い込み」に囚われていませんか?

 

「思い込み」に囚われている人に、本書を読むことをお勧めします!

 

「思い込み」からの脱し方、知りたくないですか?

 

今すぐ本書を読んで、「思い込み」から脱し、アイデアを生み出しましょう!

 

お手頃価格なので、めちゃくちゃおすすめです!

 

③ アシスタントは偉人?

 

本書には、アイデアを生み出す方法がたくさん書かれていました!

 

たくさん面白い方法があったのですが、私が気になった方法を1つだけ紹介したいと思います。

 

それは、「偉人の力を借りて、アイデアを生み出す」です。

 

偉人の力を借りて、アイデアを生み出す!?

 

いったい、どういうことなのでしょうか?

 

これは「偉人ブレスト」という方法です。

 

「偉人ブレスト」とは、偉人の名言を用いて、アイデアを生み出す方法のことを言います。

 

偉人ブレストの方法はカンタン!

 

まずは、「偉人の名前」+「名言」を検索します。

 

そうするとたくさんの名言が出てくると思います。

 

その名言を活用していきましょう!

 

アインシュタインの名言を例に説明したいと思います。

 

こんなアインシュタインの名言があります。

 

「大切なのは、疑問を持ち続けることだ。神聖な好奇心を失ってはならない。」

 

きっと、私を導いてくれるはずと思ってこの名言を見てみましょう。

 

「そもそも、なぜアイデアが必要なのか?」、「アイデアで解決したいことは何か?」アイデアを生み出す前に、前提に疑問を投げかけてみましょう!

 

そうすることで、見えてこなかった新しい視点や考え方を発見できます。

 

どうでしょうか?

 

偉人の名言は偉大ですね!

 

イデアに詰まったら、偉人の名言を検索してみてくださいね。

 

イデアを生み出す助けになってくれるはずですよ!

 

本書には、「偉人ブレスト」以外にも、「妄想ワークショップ」、「憑依思考法」、「フレームアウト思考法」などの面白い考え方が載っていました。

 

どれも斬新な考え方でしたので、ぜひ、本書をお手にとって確認してみてくださいね!

 

④ アイデアを実現させるには〇〇が必要?

 

本書には、アイデアを生み出す方法以外にも、アイデアの実現方法についても書かれていました。

 

イデアを実現させるためには、何が必要なのでしょうか?

 

皆さんは、なんだと思いますか?

 

イデアを実現させるには、〇〇が重要になります!

 

すみません、ぜひ、読んでほしい部分でしたので、伏せ字にしてしまいました・・・

 

この部分は、アイデアを実現させるための本質をついていると思います。

 

イデアを実現させたい方は、ぜひ、読んでみてくださいね!

 

イデアの実現にブーストがかかること間違いなしです!

 

【まとめ】

今回は、仁藤安久さんの『言葉でアイデアをつくる。』を読んでみました。

 

イデアを生み出す方法が満載のこの本!

 

イデアの実現方法についても書かれていました。

 

この一冊さえあれば、アイデアを最大限に活用できるようになれます!

 

ビジネスでアイデアを必要とされる方、なかなかアイデアが思い浮かばない方に、ぜひ、読んでいただきたい本となっていました。

 

イデアで変化を起こしてみませんか?

 

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【レビュー/評価】『よろず富川呉服店』まゆ川十胡の感想

 

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こんな人におすすめ!
○ハートフルな作品が好きな人
○レトロな雰囲気が好きな人

 

 今回は、まゆ川十胡さんの『よろず富川呉服店』を読んでいこうと思います!

 

昭和30年代後期が舞台のこの作品。

 

私は昭和にあまり詳しくないので、なんだかワクワクします!

 

どんな物語が待っているのでしょうか?

 

気になるので、早速読んでいこうと思います。

 

 

【あらすじ】

 

昭和30年代後期。

 

北海道の、とある山深い炭鉱町に暖簾を掲げるただ一軒だけの小さな小さな呉服店

 

その店に、道東出身の真田福子が嫁入りした。

 

特に何の取柄といったものがない平凡な福子は、現店主である姑・千登勢の気性に馴染めず、気後れする新婚生活を送る。


加えて、小姑1人、住み込みのお針子姉妹という大所帯で、自分の居場所を探し、孤軍奮闘する日々。


店の繁盛→傾き→家庭不和→ロマンス&離婚の危機?→持ち直し …という紆余曲折を得て、頼りないひよこのようだった福子は立派な成鳥へ進化する。


張り切ってプレゼンテーションした試作品はボロと言われ、お針子姉には胡麻すりと言われ、姑には溜息をつかれようが、それでも福子は負けない。


土地にも場所にも環境にもめげず、自分の腕で仕事を生み出す楽しさに目覚めたごく普通の女性と、その女性を取り巻く名もなき人々の、衝突と絆の物語。

 

【私的満足度】

 

 読みやすさ ★★★★★

 表 現 度 ★★★★★

 おもしろ度 ★★★★★

 総合満足度 ★★★★★

 

【感想】

 

めちゃめちゃハートフルな物語で、心温まりました!

 

人間味あふれる主人公の行動にも注目です。

 

それでは、私が感じたことを少し書いていこうと思います。

 

① 時代は昭和30年代後半

 

本作の舞台は、昭和30年代後半です。

 

昭和30年代と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?

 

私は昭和に全く詳しくないので、何も思い浮かべられません汗

 

なので、昭和30年代について、少し調べてみました。

 

昭和30年代(1955年〜)は、第二次世界大戦から約10年が経過した年代です。

 

神武景気という好景気が始まったのも、この年代です。

 

好景気の影響により、三種の神器が出現し始めます。

 

三種の神器とは、冷蔵庫、洗濯機、白黒テレビのことを指します。

 

三種の神器か・・・

 

歴史の教科書で見たことある!

 

なんだか、少しずつ時代背景を想像できてきました。

 

昭和30年代を知る上で、最も参考となる映画があります。

 

それは「ALWAYS 三丁目の夕日」です。

 

この作品は見たことがあります!

 

なんだかレトロな雰囲気が漂っていた作品だったことを覚えています。

 

また、皆さんご存知の「となりのトトロ」が描かれている時代も昭和30年代です。

 

だいぶ、時代背景を理解できました!

 

昭和30年代は、とってもレトロな雰囲気が漂っている時代なのです!

 

時代背景を頭に入れながら、本作を読み進めていこうと思います。

 

② 時代を想像できる情景描写

 

時代背景を少し頭に入れてみましたが、時代の詳細を理解できたわけではありません・・・

 

「昭和を知らない私でも、本作を楽しめるかなぁ・・・」と思っていましたが、全然大丈夫でした笑

 

めちゃくちゃ詳細に情景が描写されていました。

 

昭和30年代に全く詳しくなかった私でも、情景をありありと想像できました!

 

それにしても、「なぜ、情景をここまで想像できたのか?」

 

私なりに少し考えてみました!

 

詳細な情景描写もさることながら、効果的に”比喩”が使われていたため、情景を鮮明に想像できたんだと思いました。

 

やっぱり、自分が見聞きしたことない事柄を想像するのは難しいです。

 

しかし、見聞きしたことないものが、比喩により、知っていることに例えられ、関連づけられたおかげで、見聞きしたことがない事柄を想像できたんだと思います!

 

色がついた情景を想像できたのは、久々でした。

 

とにかく、それくらい情景描写が詳細だったんです!

 

昭和のレトロな雰囲気を楽しみたい方は、ぜひ読んでみてくださいね!

 

③ 細かい心情表現

 

詳細な情景描写の他にも、この作品には魅力があります!

 

その魅力は、細かい心情表現です。

 

小説の醍醐味の1つとして、「登場人物の心情表現に触れる」ことが挙げられると思います。

 

その醍醐味をしっかり味わいながら、読めちゃいます!

 

行動、仕草、言動の全てにおいて、感情が事細かに表現されていました。

 

ここまで詳細だと、筆者の作品に対するこだわりが伝わってきます!

 

喜怒哀楽が素直に頭の中に入ってきますので、とっても読みやすかったです。

 

心情表現を読み取るのが苦手な人でも、本作を楽しめることができます。

 

「読みやすい小説が読みたい!」と思っている方にも、おすすめしたい作品となっていました!

 

④ 心温まるハートフルストーリー

 

本作は情景描写・心情表現などの表現方法に優れていますが、それだけで終わらなかった!

 

ストーリーも面白かったんです!!!

 

心温まるハートフルストーリーに感動すること間違いなしです。

 

北海道のとある山深い炭鉱町に嫁入りした主人公の福子に、さまざまな出来事が襲い掛かります。

 

姑との関係、嫁ぎ先の店でのトラブル、離婚の危機などなど、さまざまな出来事が起きちゃいます・・・

 

いろんなトラブルが起きても、福子はめげません!

 

持ち前の性格で1つ1つ解決していきます。

 

彼女がめげずに立ち向かう姿から、勇気をもらえました!

 

そして、ただトラブルを解決しないのが、本作の魅力。

 

福子の人情溢れる温かさで、トラブルを解決します。

 

福子の温かさから繋がる人々の優しさ、さらに強くなる人々に絆にも注目してほしいです!

 

【まとめ】

 

今回はまゆ川十胡さんの『よろず富川呉服店』を読んでみました!

 

詳細な情景描写と心情表現が魅力的なこの作品。

 

また、主人公の人間味に惹かれ、勇気をもらえました。

 

人の温かさに触れたい人に、ぴったりの作品となっておりました!

 

ペーパーバック版も発売されるそうです!

 

この作品が紙の本になるなんて・・・

 

めちゃくちゃ楽しみです!

 

皆さんもぜひ、お手に取ってみてくださいね。

 

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【レビュー/評価】『Dry Guillotine -乾いたギロチン-』ルネ・ベルブノワ、訳 宗功希の感想

 

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こんな人におすすめ!
○ノンフィクションが好きな人
○冒険が好きな人

 

今回は、『Dry Guillotine -乾いたギロチン-』を読んでいこうと思います。

 

表紙には高い柵が描かれていますね。

 

刑務所でしょうか?

 

さて、どんな物語が描かれるのでしょうか?

 

気になるので、早速読んでいこうと思います!

 

 

【あらすじ】


あるパリの若者ルネ・ベルブノワは複数の窃盗を犯し、フランス領ギアナ流刑地での強制労働八年を宣告された。

 

そこで待ち受けていたのは、マラリア赤痢など様々な死の病気が蔓延し、懲治行政による残虐な刑罰によって囚人たちが蝿のように次々と死んでいく地獄のような環境だった。

 

また、そこはフランスで凶悪な事件を起こした悪名高い男たちが集い、あらゆる犯罪が横行している無法地帯だった。

 

囚人たちのなかで最も体が小さく弱い者の一人だったベルブノワは絶望した。

 

それは死刑を宣告されたも同然だった。

 

しかし、彼はほかの誰よりも勇気を持っていた。

 

あるときは、ジャガーやワニなどの猛獣が生息し泥沼であふれる険しいジャングルの中をさまよい、またあるときは、人喰い鮫がはびこり嵐が吹き荒れる海をカヌーで渡り…彼は四度脱走に失敗し、そのたびに流刑地に送り返された。

 

赤道近くのジャングルのなかで灼熱の太陽に焼かれながら巨大な木々を切り倒す重労働、わずかのをパンと水だけを与えられ暗闇の狭い空間に一日中閉じ込められる重禁錮刑…脱走を犯した者に対する処罰は容赦がなかった。

 

ジャーナリストの経験があった彼は、自分だけではなく、ほかの何千人もの囚人たちの命を救うため、流刑地の実態を余すところなく綴った原稿の束を抱えて再び脱走し、自由の国アメリカへ向かった。

 

【私的満足度】

 

 読みやすさ ★★★★★

 表 現 度 ★★★★★

 おもしろ度 ★★★★★

 総合満足度 ★★★★★

 

【感想】

 

めちゃくちゃ面白かった・・・

 

読後の余韻がすごい・・・

 

めちゃくちゃボリューミーな内容となっていますので、じっくり読書したい人におすすめです!

 

それでは、私が感じたことを少し書いていこうと思います。

 

① 読みやすい翻訳

 

読後に私が真っ先に感じたことは、「めちゃくちゃ読みやすい」でした!

 

海外の本を翻訳した作品はたくさんあります。

 

私もよく翻訳された本を読みます。

 

しかし、翻訳された本ってなんだか読みにくいんです・・・

 

皆さんも経験ありませんか?

 

海外のニュアンスや言い回しをそのまま訳していたりしているので、日本人からしたら、その翻訳ってとっても読みにくいんですよね・・・

 

ビジネス書にしても、物語にしても、とにかく読みにくかったりします。

 

でも、本書は違った!!!

 

本書は、めちゃくちゃ読みやすいんです!

 

きっと、翻訳する際に海外独特の表現があったと思います。

 

それがわかりやすく表現されていました。

 

翻訳された作品が苦手な人でも、しっかり作品を楽しめます。

 

騙されたと思って読んでみてくださいね!

 

翻訳作品への苦手意識がなくなるかも!?

 

② まさかの実話!?

 

この作品は、まさかの実話なんです!

 

恥ずかしながら、私は読後に知りました・・・

 

正直、ノンフィクションとは思えない内容となっています。

 

波瀾万丈な物語、過酷な刑務所の環境、汚職などが描かれています。

 

そんな話がノンフィクションだなんて・・・

 

まさに、青天の霹靂!

 

そして、何もかもが鮮明に描かれています。

 

周りの環境、人の容姿、感情など全てが鮮明に描かれていました。

 

この表現によって、さらに物語に没頭できました。

 

310ページというボリューミーな内容でしたが、本当に読む手が止まりませんでした!

 

この感覚はいつ体験しても、クセになりますね。

 

リアル&非日常なノンフィクション作品をお探しの人は、この作品を手にとってみてはいかがでしょうか?

 

後悔させません!!!

 

ぜひ、読んでみてくださいね!

 

③ 罪を犯す主人公

 

それでは、物語について少し書いていこうと思います。

 

冒頭、主人公は窃盗を犯し、流刑地に送られてしまいます・・・

 

流刑地での強制労働を8年間科せられてしまいます。

 

そこから絶望が始まります・・・

 

「あんな罪を犯さなければ・・・」と主人公は幾度も思うことになります。

 

流刑地はとにかく劣悪な環境でした。

 

病気の蔓延、懲治行政、流刑地ないでの犯罪などが横行し、無法地帯となっていました。

 

小さな体の主人公が、そんな環境で暮らさなけれはいけないなんて・・・

 

主人公は絶望に叩き落とされます。

 

「こんな環境にいてたまるか!」、主人公は脱獄を決意します。

 

そこから主人公の脱獄劇が始まります。

 

劣悪な環境から逃げ出せても、外は猛獣が蔓延るジャングル、サメが生息し嵐が吹き荒れる海が主人公を待ち受けていました。

 

主人公は4度も脱獄に失敗してしまいます・・・

 

脱獄に失敗するたびに、流刑地に送り返され、さらに重い刑が科せられました。

 

脱獄する際の心境や環境描写がとにかくリアルでした!

 

どれだけリアルかというと、脱獄する環境が、脳裏にありありと見えてくるくらいリアルでした。

 

また、ハラハラドキドキする展開にも注目してほしいです!

 

もちろんですが、脱獄は一筋縄ではいきません。

 

何をやってもうまくいかない・・・

 

その度に、他の策を練り、脱獄を成功させようとします。

 

とにかくめげない主人公に注目です。

 

どんな環境でも諦めない主人公から、行動する勇気をもらえます!

 

なかなか行動できていない人はいませんか?

 

そんな方にも、ぜひ読んでもらいたい作品となっておりました!

 

④ 絶望からの脱獄できるのか?

 

4度も脱獄に失敗した主人公・・・

 

でもめげません!

 

5度目の脱獄に挑戦します。

 

自由の国、アメリカを目指して。

 

果たして、過酷な環境を抜け、アメリカにたどり着けるのか?

 

個人的には、ここの部分が本書で一番面白かったです!

 

ここで注目してほしいポイントがあります。

① 脱獄の準備方法

② 主人公の心情

アメリカへの航路

 

地理に疎い人は、世界地図を見ながら読み進めてほしいと思います!

 

私も地理に疎いので、世界地図を見ながら読み進めました。

 

アメリカへの航路が、どんなものかリアルに想像できます。

 

とてつもなく過酷で長い航路・・・

 

そんな環境にもめげず、鉄の意志でアメリカへと向かう主人公の姿から、勇気をもらえること間違いなしです!

 

【まとめ】

 

今回は、『Dry Guillotine -乾いたギロチン-』を読んでみました。

 

めちゃくちゃリアルなノンフィクション作品でした!

 

過酷な環境、登場人物の心情などがリアルに描かれていました。

 

過酷な環境に負けず、ひたすら突き進む主人公にも注目です。

 

あなたも主人公から勇気をもらえること間違いなしです!

 

ボリューミーな作品ですので、じっくり読みたい人におすすめしたい作品となっていました。

 

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【レビュー/評価】『機織姫』ワルシャワの感想

 

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こんな人におすすめ!
○ホラーが好きな人
○昔話が好きな人

 

 今回はワルシャワさんの『機織姫』を読んでいこうとおもいます。

 

ホラー作品ということです・・・

 

ビビリな私でも楽しめるかなぁ?

 

でも、内容が気になる!

 

というわけで、早速読んでいこうと思います!

 

 

【あらすじ】


栃木県日光市にある鬼怒沼にある伝説にこんな話がありました。

 

そこで、とある美しい姫が現れてカタンコトンと音を鳴らす。

 

声をかけるとその姫は一変し沼の中へ誘うという恐ろしい話。

 

一人の少年もまた誘われそうになり、どうにか命からがら助かったというが。

 

その話はもはや忘れ去られてしまうほど時を超えた現代で起きた怖いお話。

 

【私的満足度】

 

 読みやすさ ★★★★★

 表 現 度 ★★★★★

 おもしろ度 ★★★★★

 総合満足度 ★★★★★

 

【感想】

 

読後は、ぞくぞくとした怖さに襲われました・・・

 

久々のホラー作品でしたが、楽しむことができました!

 

それでは、私が感じたことを少し書いていこうと思います。

 

① 機織姫とは?

 

この物語には、栃木県に伝わる『鬼怒沼の機織姫』という昔話が登場します。

 

昔話『鬼怒沼の機織姫』とは?

 

興味深い昔話でしたので、少し解説したいと思います。

 

鬼怒沼の機織姫』

 

弥十(やじゅう)という若者が姉の家に届け物をした帰り、道に迷って鬼怒沼にたどり着いてしまう。

 

鬼怒沼の素晴らしい景色に見とれているうちに弥十は疲れて眠ってしまった。

 

しばらくして弥十が目を覚ますと、近くで美しい娘が機を織っているのに気づいた。

 

鬼怒沼には機織姫がいて、機を織るのを邪魔すると恐ろしい祟(たたり)がある」という言い伝えを思い出した弥十は、一度は隠れるものの機織姫の美しさに見惚れて近づいて彼女に触れ、機織姫が機を織るのを邪魔してしまう。

 

機織姫は弥十を突き飛ばし怪我をさせる。

 

怒り心頭の機織姫に我に返った弥十は、祟りのことを思い出し血相を変えて逃げ出した。

 

しかし、機織姫は弥十を許さず、杼(ひ)をなげて村に逃げ帰った弥十を捕まえ、糸を手繰り寄せて引きずって鬼怒沼へ連れ戻す。

 

殺されると思った弥十は反撃に出て、機織姫を杼で突き刺した。

 

弥十は顔面蒼白・血と泥で汚れたぼろぼろの姿ながら、素晴らしい細工の杼を持って村へ帰ってきた。

 

鬼怒沼の美しい沼には機織姫が住んでいて、うっかりのぞき見すると恐ろしい祟がある。

 

まんが日本昔ばなし〜データベース〜より)

 

とっても恐ろしい話ですね・・・

 

日本昔ばなしでは珍しい?ホラー作品となっております。

 

この物語を知っておくと、本作の『機織姫』をより深く楽しむことができます!

 

では、昔話が本作とどのように絡み合うのか?

 

興味深い繋がりがありますので、ぜひ、読んでみてくださいね!

 

② 女性の死から始まる物語

 

主人公は鬼怒沼観光の際に、浅倉舞と知り合う。

 

しかし、後日、彼女は死体で発見される。

 

なぜ、彼女が死体で発見されることになったのか?

 

気になった主人公は死の真相を解き明かすことを決意する。

 

手がかりは、彼女が鬼怒沼で拾った杼(ひ)のみ。

 

主人公は先輩の西野と共に、もう一度日光に行くことにした。

 

鬼怒沼で杼が落ちていたとは・・・

 

なんだか、昔話の『鬼怒沼の機織姫』と関連がありそうですね。

 

今後、この杼が更にどんなことを引き起こしていくのか・・・

 

もしかして、主人公たちの身にも何か不幸が起きるのではないか・・・

 

私の中でさまざまな疑念が生み出されました。

 

不気味にも、読む手が止まらない涙

 

どんどん読んでいこうと思います!

 

③ 恐ろしい悪夢

 

女性の死の真相を突き止めるべく、調査を続ける主人公たち。

 

聞き込みを続けても、一向に真相に近づけない・・・

 

そんな中、主人公は恐ろしい悪夢を見る。

 

自分が絡みつく何かを必死に取ろうとするも、沼に引き摺り込まれていく・・・

 

そんな恐ろしい夢。

 

実は死亡した女性もこの夢を見ていた。

 

この夢がどんな展開を引き起こすのか?

 

主人公も死亡した女性と同じ末路を辿ってしまうのか・・・

 

さらに展開が気になってきました!

 

もう少しでクライマックス!

 

怖いけど、もっと読み進めていこうと思います。

 

④ 主人公たちの末路とは?

 

いよいよ、物語は佳境に差し掛かります。

 

不気味な杼から引き起こされた事件。

 

その調査を続けていく主人公たち。

 

不気味な杼に隠された身の毛もよだつ真実とは?

 

果たして、主人公たちは事件の真相を知ることができるのか?

 

ネタバレになるので書けませんが、とっても不気味でした・・・

 

結末は、ぜひ、ご自身の目でお確かめくださいね!

 

無料で読めますので、ぜひサイトにアクセスしてみてください。

 

身の毛もよだつ物語があなたを待ち受けます。

 

【まとめ】

 

今回は、ワルシャワさんの『機織姫』を読んでみました。

 

栃木県の昔話をベースとしたこの作品。

 

終始、不気味な雰囲気が漂っていました・・・

 

主人公たちを待ち受ける真実とは!?

 

身の毛もよだつ真実に注目です!

 

この作品は無料で読むことができますので、ぜひ、アクセスしてみてくださいね。

 

「第7回ホラー・ミステリー小説大賞」にも参加している作品ですので、面白いと思ったら、作品投稿サイトから、ぜひ、投票をお願いしますね!

 

こちらから無料で読めます!

www.alphapolis.co.jp

 

ワルシャワさんの他の作品

・『この荒廃した世界は何故?』

www.alphapolis.co.jp

 

・『終焉を伝えし者』

www.alphapolis.co.jp

 

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kimukimu26.hatenablog.com