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【レビュー/評価】『佐保姫』橋立祐蔵の感想

 

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こんな人におすすめ!
○俳句が好きな人
○俳句を楽しみたい人

 

 今回は橋立祐蔵さんの『佐保姫』を読んでいこうと思います。

 

本書のジャンルは俳句です!

 

俳句に詳しくない私でも楽しめるのでしょうか?

 

それでは早速読んでいこうと思います。

 

 

【あらすじ】


松尾芭蕉さんを心の師と慕って、 独学でこつこつと詠んできた句を 一冊の本にまとめてみました。

 

源氏物語平家物語三国志、や 時事問題、好きなコミック等を 様々な形の句として詠んでいます。

 

二百十九句を春夏秋冬、新年、 無季、のカテゴリーに分けて あります。

 

一句でも楽しんでいただけたら 幸いです。

 

【私的満足度】

 

 読みやすさ ★★★★★

 表 現 度 ★★★★★

 おもしろ度 ★★★★★

 総合満足度 ★★★★★

 

【感想】

 

俳句って奥が深いんですね・・・

 

俳句に詳しくない私でも、十分楽しむことができました!

 

それでは私が感じたことを少し書いていこうと思います。

 

① 俳句と本書のこだわり

 

本書の魅力について語る前に、俳句について書かせてくださいね。

 

俳句とは、季語を含み5・7・5の17音の形で作ることを基本とする詩のことを言います。

 

季語が含まれているというのがポイントです!

 

最近、俳句は何かと話題になっていますよね。

 

そして、著者が詠んだ俳句をまとめたのが本作です。

 

本作には、作者のこだわりが詰め込まれていました!

 

まずは、俳句の数です。

 

本作にはめちゃくちゃ多くの俳句が収録されています。

 

その数、219句!

 

めちゃくちゃ多い・・・こだわり強すぎますよ・・・

 

また、本作の中身にも強いこだわりを感じました!

 

フォントがとってもこだわって使われていました。

 

俳句の雰囲気に合わせて、フォントが変更されているんです。

 

なんだか、斬新ですよね!

 

電子書籍ならではの工夫であると感じました。

 

とっても多くのフォントが使われておりますので、そこにも注目していただきたいです。

 

俳句によって、フォントが変わっていましたので、俳句の雰囲気が掴みやすい!

 

私のような俳句初心者でも読みやすい工夫だったと思います。

 

俳句初心者の方でも、臆せず本書を手に取って欲しいです!

 

もちろん、俳句好きな人も楽しめる句もたくさんありましたので、ぜひ読んでみてくださいね!

 

② お気に入りの俳句1

 

本書のこだわりを書かせていただきましたが、ここからは、私のお気に入りの俳句を少し紹介していこうと思います。

 

紹介したい俳句がたくさんありましたが、ここは我慢して2句を紹介したいと思います。

 

私は俳句初心者なので、初心者でも楽しめる俳句を紹介していきます!

 

それでは早速、紹介していきますね。

 

まず、紹介するのはこの俳句です!

 

「チョイ悪の パグにビンタす 子猫かな」

 

この俳句、めちゃくちゃお気に入りです笑

 

なんだか、餌を横取りされた子猫が怒って、パグに猫ビンタをする様子が脳裏に想像できます。

 

平和な場面を詠んだ句ですね。

 

なんだか平和な雰囲気に、ほっこりします。

 

チョイ悪のパグというチョイスも私的にはお気に入りです!

 

ワンちゃんとネコちゃんのコラボが、この句をより一層魅力的にしていると思います。

 

また、今回使われている季語は「子猫」です。

 

俳句にのめり込みすぎて、季語が使われていることを忘れていました汗。

 

「子猫」は晩春の季語です。

 

子猫って春の季語なんですね。

 

初めて知りました!

 

確かに、暖かくなると猫ちゃんたちもたくさん見かけるようになりますね。

 

だから、晩春の季語なのかなぁ?

 

と、考える今日この頃です笑

 

③ お気に入りの俳句2

 

続いて紹介するのは、この俳句です。

 

「枯芝や ドーベルマンの 置き土産」

 

今回も犬が登場する俳句となっております。

 

枯芝の上に、ドーベルマンの”置き土産”が佇んでいる様子が目に浮かびます。

 

果たして、ドーベルマンの”置き土産”とは?

 

みなさん、想像できると思いますが、あえてここでは書かないでおこうと思います笑

 

きっと、”大きな置き土産”なんでしょうね・・・

 

チワワやパグじゃぁダメなんだと思います!

 

ドーベルマンなどの大型犬じゃないとダメなんですよね。

 

気づかないというか、なんというか・・・

 

この辺で、この話は辞めにしたいと思います笑

 

さて、今回使われている季語は「枯芝」です。

 

「枯芝」は、冬の季語です。

 

芝が茶色に枯れている様子が分かりますね。

 

冬は植物が枯れてしまいますので、枯芝が冬の季語であるというのは納得です。

 

短い言葉から、様々なことを想像できるのが俳句の魅力ですね!

 

【まとめ】

 

今回は、橋立祐蔵さんの『佐保姫』を読んでみました。

 

作者のこだわりが詰め込まれていた本作。

 

219もの俳句が収録されています。

 

私のような初心者でも楽しめる俳句もたくさん収録されていました。

 

短い言葉から様々なことを想像できるのが、俳句の魅力ですよね!

 

皆さんも俳句の世界に足を踏み入れてみませんか?

 

何気ない日常を別の視点から捉えるきっかけになりますよ!

 

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